皆が僕の発言を期待して聞いているのが分かりました。僕はそれを見ていつも言ってしまう単語を言うのを止めました。だって、今にも一斉に僕を馬鹿にしようとしているんですもの。言わなかったら言わなかったで今日は言わなかったなと上から目線です。
高校の同級生が集まった時、男子たちは買春をしに、町にくりだしました。でも、僕は全く興味がなかったので、一人辞退して、家に帰りました。その時に、ある男子が言った言葉「あいつには高い代金をふっかけようと思ったのに」それ以来、もう誰とも会うのを止めました。なんだかとってもむなしかったのを覚えています。
ロンドン留学中に同じ寮に住んでいた女子生徒、僕より遥かに下のクラスの彼女が僕に言った言葉「そのださい英語なんとかならない?」それを聞いてびっくりしました。確かに、僕の英語の発音はおかしい。でも、彼女の英語は外国人と意思の疎通すらできないのに。
同期の同僚が言った言葉、「ややこしい仕事はあいつに押し付けよう」
今のはほんの一例でこんなのが無数にあるんです。ぼくだって傷つきます。でも、悲しいのは言われた後の、数十分で、その間、必死に言葉の意味を考えて、自分の直せる所は直して、今から、再スタートを言い聞かせていました。
でも、そうは言っても心の深い部分ではやっぱり今でも覚えています。っていうかほとんど忘れていて今文章を書く為に思い出しているのですが。
で、何で僕はこんなにもたくさん傷つくような事を平気で言われるのだろうと、何度も必死に考えました。でも、長いあいだ答えが出ませんでした。でも、ある日ようやく気が付いたんです。僕自身もまた他人に対して率直な、というか傷つくようなことを言っているのかもしれないって。きっと、僕の言動で傷ついた人の怨霊が僕にこんな目に遭わせているんだってね。僕は人に傷つけられた時、僕にも何か悪い点があるのではって考えるようにこころがげています。
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